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なぜ、まどかはオワコン化したか?

※ネタバレを含む。注意すること。

「魔法少女まどかマギカ」は一時期大きく話題になったアニメだ。ところが最近ではほとんど話題にあがることがなくなってしまった。つまりオワコン(終わったコンテンツ)化してしまったといえる。それこそあのエヴァンゲリオンのように、社会現象になるかもしれないとも囁かれたのにも関わらずだ。なぜだろうか。
原因は幾つか考えられる。
・最大の山場が物語の始めの方にあった。
・不要なSF的な要素(全くSFではないのだが)を入れてしまった。
・キャラクターにそれほど魅力がなかった。
などである。
エヴァンゲリオンとの比較を交えて解説してみたい。

1.山場の作り方を失敗した
"魔法少女もの"は使い古されたテーマである。古くは「魔法使いサリー」、朝アニメでは「おジャ魔女どれみ」、コアなファンを擁する「魔法少女リリカルなのは」、NHKの名作「カードキャプターさくら」等々である。
これらのアニメは基本的に明るい雰囲気でストーリーが展開されていくことが多い(「リリカルなのは」は実際にところバトルものであるため、明るいというものとは違ってくるかもしれないが)。
これに反してまどかマギカは、キャラクターデザインはとても可愛らしいものなのだが、暗めのストーリーが展開され、主要人物が何人か死亡するほどだ。恐らくこれこそ制作陣の狙いであり、魔法少女ものに一石投じようとしたものと考えられる。
ただこれは成功しているといえる。そう、第3話だ。
第3話ではマミという魔法少女が主人公と仲良くなったところで、唐突に、しかも頭を齧りとられて死亡する。第1話から和やかな雰囲気で進んできた物語は、ここから一気にダークになっていく。ストーリーが虚淵氏であることから予想する者も多かったが、それでも雰囲気に騙された者、予想だにしなかった者は驚かされたものだ。これは非常に良い演出であり、期待以上の効果を得られたものと考えられる。
問題は、そこが本作における最大のインパクトとなってしまったことだ。
そこから終盤に向けては右肩下がりであると言わざるを得ない。終盤では、ほむらという魔法少女の素性が明らかになるあたり、または最終話などが盛り上がる場面ではあるのだろうが、第3話ほどの驚きはないといえる。物語の締め方も柔和なほぼハッピーエンドとなっていたのだ。
これは山場の作り方がいけなかったといえるだろう。ただ、もし死亡が終盤になっている場合、唐突に死亡すると前置きが長すぎるためにストーリーや雰囲気との整合性が取れない、逆に唐突さがなければインパクトが薄れてしまう、といった問題が出てくる。もちろん、先に大きなインパクトを与えることで固定視聴者やファンを生み出すことが出来たのはほぼ間違いないし、その効果は大きかったはずである。
もちろん、インパクトを早めに与えることで固定ファンや視聴者を確保することには成功し、その効果は大きいはずだ。それでも、終わりよければすべて良し、という言葉があるように、終わりが一番盛り上がればそれで良かったのかもしれない。そうならなかったため、まどかマギカは後を引かない作品になってしまったのだろう。

さて、エヴァンゲリオンはどうだろうか。TV放映の最終話は言わずと知れた「おめでとう」だ。
視聴者はいい意味でも悪い意味でも「なんだこれは!?」と驚いたに違いない。前話までとあまりストーリー上の繋がりがなく始まるのだ。インパクトは充分すぎるだろう。しかも最終話だ。印象に新しく、これに納得できない者は、別エンディングを期待する。そうして映画やコミックで別展開へと進んでいったのだ。なるほど、終わらないコンテンツである理由も肯けるだろう。


2.余計な"偽"SF要素
よくまどかマギカは「SFが盛り込まれた魔法少女もの」だといって、そこに新規性を感じている人がいる。
それは見当外れだ。
「魔法少女まどかマギカ」は一から十までファンタジーなのである。
説明は簡単だ。まず多くの視聴者がSF臭を感じた用語がある。キュウべえが言い放った「エントロピー」だ。
聞いたことはあるだろう、熱力学における概念のひとつだ。おお、なるほどサイエンス。それを無視できるらしい。おお、なるほどサイエンスフィクション。
で、どうやってエントロピーを無視するのだろうか?
これはどこにも説明がない。単に「魔法少女が発するエネルギーがエントロピーを無視できるものなんだよ」というだけなのである。それらしい説明が一切ないにも関わらず、これをサイエンスであるということが果たしてできるだろうか?
また、時間を操作することによる時間の繰り返しを行って、異なる時系列を何度も送るキャラクターが登場する。いわゆるタイムトラベラーのようなものだ。おお、なるほどサイエンス。
で、どうやって時間を操っているのだろうか?
魔法を使っているのである。そう、完全にファンタジーなのである。
もしかすると、制作陣は別に意図してSF要素を入れたわけではないかもしれない。キュウべえを合理的だが非情なキャラクターに仕上げようとして、異星人でエントロピーを理由にしなければならなかったと考えれば、結果としてSFというカテゴリーに当て嵌められてしまったのではないだろうか。この偽SFが評価を下げる点になってしまったことは、残念で仕方がない。

エヴァンゲリオンはリアルロボット系ともいわれ、全体的にSF臭がする。神のような存在が出てくるが、ファンタジーな雰囲気はあまり出ていない。もしかすると、全体のまとまった(一貫性のある)雰囲気というものが最も大事なのかもしれない。


3.キャラクターの魅力の無さ
これはエヴァンゲリオンと比較するとよく分かる。

<まどかマギカの場合>
登場するキャラクターは人物が多く、しかも女の子ばかりだ。男性は主人公の父親くらいだろうか。しかし彼も柔和な感じであって、積極的に物語の本筋に関わるような人物ではない。そのため女の子を可愛いと感じる男性(そうでない男性もいるだろうし、可愛い女の子が好きな女性もいるだろう)がファンの大半を占めることになると考えられる。このため、実のところファン層は厚くないのだろう。実際絵柄を好まなかった人もいるだろうし、けいおんのようにキャラクターごとに熱心なファンが多く付くということにならなかった。
また、敵となる魔女のデザインも曖昧な印象を受け、よく動くようなこともない。魔女がそれぞれどういった戦い方をするかもよく分からない。これに伴って戦闘シーンもエヴェンゲリオンなどと比べると迫力に欠けたといえる。
このほかに人間でないキャラクターで主要なものは、キュウべえだ。しかし魔法少女ものにおいて、小動物のようなキャラクターがマスコットとして起用されることは非常に多く新規性に乏しい。それに新しさを求めた結果、非情で嫌なキャラクターにしようとしたのだが、上記のように設定に欠陥を与えてしまった可能性がある。

<エヴァンゲリオンの場合>
人物キャラクターは老若男女、非常に豊富である。可愛らしい女の子・美人には男性ファンが、美系の男の子には女性ファンが集まった。また人物でないエヴァンゲリオン(ロボット)や使途(モンスター)のデザインに魅かれたファンも多くいるのだろう。このためファンの種類が多様で、これに比例して数も多いためにファン層が非常に厚くなったといえる。これに加え、多くの登場人物がいるわりにはそれぞれのキャラクターが立っており、被るようなことはほとんどない。この点はまどかマギカが決して劣っているというよりは、エヴァのキャラ設定が素晴らしいといえるだろう。

このように、ファンとはストーリーに付くというよりも、キャラクターに付くものだといえる。
キャラクターを万人受けするように用意するとしないとでは、大きく変わってくるだろう。そうでなければ、ファンの数が多いだろう層に受けるようなキャラクターを集中して用意しなくてはならない。しかもあからさまに受けを狙っていると分かるほど露骨だといいと思われる(ex.けいおん)。


以上の事を踏まえると、「魔法少女まどかマギカ」はストーリーの構成やキャラクターの設定など、全体的に中途半端であったのである。おそらくそれがオワコン化させる原因となってしまった。特にストーリーについては、安全牌を切るよりも、視聴者に「なんだこれは!?」と思わせるような展開をするといいのかもしれない。第3話のように意外性を突いて、先を一切予想できないようなイカレた展開をしていたら、あるいはまどかマギカは長命のコンテンツになっていた可能性はある。
もちろん大震災による影響もあるとは思う。実はエンドはとても凄惨なものであったかもしれない。それを急遽つくりなおして…いや、そんなことはないだろう。結局今回学んだことは、「魔法少女は明るいもの」というイメージを払拭する程度では、新規性を感じさせることは出来ないということだ。視聴者に大きなインパクトを与えるためには、それを超える意外性で押す必要性がどうやらあるようだ。
そうした意外性では「TIGER&BUNNY」における企業のロゴが入ったヒーローが記憶に新しいが、成功するだろうか?今後の動向はよくチェックする必要があるだろう。
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COMMENT

3項において、まどかマギカの男性キャラクターにはさやかが想いを寄せる「かみじょうくん」がいました。しかしいずれにせよ、ファンが出来るようなものではないでしょう。

| kani | 2011/07/27 01:05 | URL | ≫ EDIT

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| | 2011/12/15 13:41 | |

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